エリア外入
春本番を迎え、各圃場では種まきや苗の生育が順調に進んでいる。
第一圃場では、そら豆が5月中旬の収穫に向けて育っており、3月24日に撒いたにんじんも無事に4月4日に発芽を確認。一本ネギと九条ネギも同じ日に撒き、発芽を待っている。アスパラガスは多年草なので、長い目で見ながら管理していく予定だ。育苗ポットでは、ブロッコリーやキャベツがそれぞれ約100株ずつ、さらにネギやレタス、トマト、ズッキーニなども育てている。
第二圃場では、ほうれん草や小松菜、春菊、大根などが成長中。4月下旬から5月にかけて収穫が始まり、収穫後は6月にさつまいもを植えて、夏場は管理の手間を減らす「ほったらかし栽培」に移行する予定だ。
第三圃場も小松菜やほうれん草、山東菜が4月下旬に収穫予定で、その後はネギを中心に植えていく計画である。
第四圃場では、5月上旬にそら豆を収穫し、その後はオクラを植える予定。夏野菜の準備も進めており、ナスやトマト、ピーマンの植え付けを考えている。第五圃場ではニンニクが5月から6月、じゃがいもが6月に収穫予定だ。
第六圃場では、4月下旬からサニーレタスの収穫が始まり、キャベツやブロッコリーも6月には収穫できる見込み。その後は、空芯菜やモロヘイヤ、ツルムラサキといった夏の葉菜類を植え、暑さに強い畑作りを目指す。
第七圃場では、キャベツやブロッコリー、玉レタスを中心に、ズッキーニなど様々な野菜を試験的に栽培中。長年の荒れ地だったため、害虫や病原菌が多く、本格的な栽培には1年ほどかかりそうだ。
第八圃場は、小松菜や山東菜、ほうれん草、じゃがいもが育っており、5月から6月にかけて収穫予定。その後はキャベツやブロッコリー、夏野菜を植えていく。土の状態がよく、害虫被害も少ないため、比較的手がかからず即戦力の畑として活用できそうだ。
春の作業は忙しいが、夏に向けた準備をしっかり進めて、効率的な畑運営を目指していきたい。
多品目栽培を続けているが、その中で栽培をやめた作物もいくつかある。まずはタマネギ。手間や面積の割に収益性が低く、市販品と比べても価格や品質で大きな差がない。貯蔵も効かず、長期間畑を占領するため、他の作物に土地を譲ることにした。
次に、枝豆とさやいんげん。枝豆は収穫適期が短く、家庭菜園ならともかく、大量栽培すると管理が大変。さやいんげんも支柱や誘引など手間が多い。マメ類はそら豆に絞り、秋には丹波黒豆の栽培に挑戦する予定だ。

第一圃場
・そら豆→5月中旬収穫
・にんじん→3月24日撒き→4月4日発芽
・一本ネギ→3月24日撒き
・九条ネギ→3月24日撒き
・アスパラガス
●育苗ポット
・ブロッコリー約100株
・キャベツ約100株
・一本ネギ:142ポット
・玉レタス:30株
・ミニトマト:10株
・大玉トマト:5株
・ズッキーニ:10株
第二圃場
・ほうれんそう草→4月下旬から5月収穫
・小松菜→4月下旬収穫
・春菊→5月以降
・二十日大根→4月下旬収穫
・春大根→5月下旬
収穫後、6月にすべてさつまいもで埋め尽くしてほったらかし栽培にして、夏の体力をかけないようにする予定。
第三圃場
・小松菜→4月下旬収穫
・ほうれん草→4月下旬収穫
・山東菜→4月下旬収穫
収穫後、6月からネギで埋め尽くす予定。
第四圃場
・そら豆→5月上旬収穫→その後、オクラ
・夏野菜準備中(ナスビ、トマト、ピーマン)
第五圃場
・ニンニク→5月か6月収穫
・じゃがいも→6月収穫
第六圃場
・サニーレタス→4月下旬から5月収穫
・キャベツ→6月収穫
・ブロッコリー→6月中旬から下旬収穫
その後、空芯菜、モロヘイヤ、ツルムラサキなど夏の葉菜類で埋め尽くす予定。
第七圃場
・キャベツ
・ブロッコリー
・玉レタス
その他、ズッキーニや色んな野菜を実験的に栽培。土がよく肥えているものの10年以上荒れ地で害虫や病原菌が多そう。まともに使えそうになるには1年かかるので実験的な栽培に使う予定。
第八圃場
・小松菜→5月収穫予定
・山東菜→5月収穫予定
・ほうれん草→5月収穫予定
・じゃがいも→6月収穫予定
キャベツ、ブロッコリー、夏野菜を栽培予定。
土がよく肥えていて最近まで使われていたので、害虫被害が少なく即戦力になりそう。
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